飲み物

甜茶は甘いくせに糖化を予防するのに効果的らしい

投稿日:

甜茶は舌に甘いと書いて甜(てん)、甘いお茶の総称になっています。
そのため実は甜茶はアカネ科、ブナ科、アジサイ科、バラ科などの種類があるが日本人が欲しい効果があるお茶はバラ科の甜茶です。

甜茶は中国の南部で古くから飲まれている「バラ科の植物の葉」をお茶としています。
花粉症などのアレルギーに効くとお馴染みのの甜茶ですが、実は糖化に対しても効果が高いことがわかりました。

 

甜茶の魅力

甜茶といえばあの独特の甘みですが、微量でも甘みを感じるが、難消化性なので吸収されないためカロリーはほとんどありません。
この甘さは、天然甘味成分ルブソシドという成分によるもので糖化の原因にはなりません。

ルブソシドには甘みだけではありません。

  • α-アミラーゼ
  • リパーゼ

この消化酵素の働きを阻害する作用があることがわかっています。

アミラーゼは唾液などに含まれている酵素で、でんぷんなどを分解してブトウ糖にします。
リパーゼは中性脂質を分解して消化吸収できるようにします。

この二つの働きを阻害すれば、糖が発生しにくくなり、脂肪の吸収も抑えられます。
そのため砂糖とは違って、甘くても肥満や糖尿病などの心配もないんですよ。

また、ルブソシドはむし歯の原因菌である、ミュータンス菌の繁殖を抑えてくれます。

 

糖化を防ぐ

甜茶は甘いだけではありません。
実は、抗糖化作用も高いお茶なのです。

野菜や果物によく含まれている抗酸化物質のエラグ酸や甜茶ポリフェノールが、身体が糖化した際に発生する糖化最終生成物AGEsの生成を防いでくれます。

また、身体にはもともと糖化によって酸化したタンパク質やAGEsなどの身体に悪い物質を分解、排出する酵素を持っていますが、甜茶はこの酵素を活性化する効果があります。

甜茶は糖化をさせにくくするうえに、糖化を抑える酵素の効果を高めてくれるお茶です。

 

 

ベタイン

甜茶にはベタインという成分が含まれています。
ベタインは、血中コレステロールを減少させ、余分な脂肪をエネルギーとして燃やしやすくしてくれます。
意外とダイエットのおともになりそうです。甘いくせに!

また、肝臓の機能を高める働きがあり、肝硬変や脂肪肝、脂質異常症などの肥満による疾病を予防してくれます。
間接的にですがガンの発症率を抑えてくれるらしい。

 

 

アレルギーを抑える

甜茶には甜茶ポリフェノールにアレルギーの原因となるヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあるので花粉症対策として利用されています。

他にも、シクロオキシゲナーゼという炎症反応をもたらす酵素の働きを落ち着かせる効果があります。

これらの効果によって、

  • じんましん
  • 花粉症
  • アレルギー性鼻炎
  • 喘息
  • アトピー性皮膚炎

などのアレルギー疾患によるる症状の改善も期待できます。
もちろん薬ではないので劇的改善は期待しちゃダメです。

 

案外ミネラル豊富

カリウム、カルシウム マグネシウム 鉄、亜鉛などのミネラルを含んでいる。
しかし、お茶に溶けだしている量はそんなに多くないので、ミネラルに期待して飲むほどではないが手軽に摂取できます。

 

 

甜茶を飲もう

甜茶は抗糖化作用が抜群のお茶です。
カフェインを含んていないので就寝前にも飲めますし、お茶なので副作用などの心配もありません。

甘いけどカロリーのほとんどないので太ることもありません。
食事のときに炭酸飲料を飲む習慣がある人には代替として使えるかもしれません。

少し長めの5分ほど煮出すことで、色濃くたっぷりと成分を取り出すことができるでしょう。
ですが、独特の甘みと緑茶のような渋みを持つため、好みがわかれてしまうかもしれません。

冷やして飲んだり、レモンを入れてレモンティーのようにすると飲みやすくなります。

 

甜茶はコスパが良い

市販されている甜茶はだいたい1パックで1リットル煮だすことができます。
実際には熱湯につけておくだけでたっぷりと色がでるので、マグボトルなどに入れておくだけでも大丈夫です。

色が濃いほど成分がよく出ていますが、苦味であるタンニンも出るので好みによって調整しましょう。

 

-飲み物
-

Copyright© ハダオトメ , 2024 All Rights Reserved.