くすみ

くすみとは?その原因と6つの種類

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くすみはシワやシミのようにはっきりとした境界がなく、なんとなく「くすんでいる状態」をそう呼んでいます。
また本人の認識で「はりが低下した」「化粧のりが悪い」「弾力がない」などというちょっとした変化もくすみと感じる人もいます。

 

くすみの原因

くすみの定義はもやっとしたもので人によって感じ方が違います。
それはくすみはさまざまな原因から生まれているためではないでしょうか。

 

古い角質がたまっている

肌の最も表面に存在し、さまざな外からの刺激から守ってくれるのが角質層です。
角質細胞が何層も重なって構成されいますが、実は角質細胞そのものが若干黒みを帯びています。

老化現象などでターンオーバーが遅れるなどすると、古くなった角質は剥がれ落ちにくくなり、たまって残ってしまいます。
そのため、角質層が厚くなってしまうという現象が起こります。

若干黒い薄い膜でも重なれば、やはり灰色がかって見えます。
これを多くの人がくすみと感じるものです。

 

乾燥によるもの

くすみの原因として考えられるものは、乾燥によって角質が細かく毛羽立ち、その影がくすみに見えてしまうという現象です。

うるおいのある肌は肌の表面は均一に並び、均一に光を反射します。
非常に小さな影ですが、全体的にたくさん影を落とせばトーンが暗く感じます。

角質が毛羽立つということは、肌が乾燥していてバリア機能が低下している状態です。
お肌の水分量は低下しているので、表面のハリが失われ、毛羽立ちが化粧ノリを悪くしてしまいます。

特に冬は気温の低下と暖房によって肌のくすみを一層感じさせます。

 

こんな傾向ないですか?

  • シワや毛穴が目立つようになった
  • 肌の透明感がなくなった
  • 皮脂が少ないほう
  • 疲れが抜けない
  • あまり水分をとらない

 

 

血行不良(青くすみ)

血流が悪くなると、血色が悪いため顔が青黒く見えるので、くすんでいるように感じます。
肌の色は血液が流れているからこそ、明るくピンク色に近い肌色をしています。

  • 寝不足
  • 運動不足
  • 気温の低下
  • 疲れ
  • ストレス

このように血行不良の原因はたくさんあります。
さらに血行不良によるくすみの場合、シミも目立って見えて、そのうえクマも併発している状態が多いようです。

また、血行の不良は細胞への栄養が届かなくなっています。
そのためターンオーバーが遅れる原因でもあります。
老廃物の排出も悪くなるので顔のむくみの原因にも。

 

こんな傾向ないですか?

  • 顔が青白い
  • 疲れやすい
  • むくみやすい
  • 冷え性のため手足は冷たい
  • よく眠れない
  • 筋肉が少ない

 

紫外線くすみ

紫外線によってもくすみが発生します。
紫外線を浴びることでメラニンが作られ、身体全体的に茶黒っぽくなるためくすんだように感じます。

メラニンは紫外線を吸収する機能があるため、紫外線から細胞を守るため作られます。
しかし、メラニンは茶色がかった物質なので、たくさん生成されるほど黒く見える仕組みです。

また、紫外線はかなり有害な光線で皮膚の奥まで侵入しシワやシミも作り出し、細胞を生み出す部分にもダメージを与えるためターンオーバーが遅れます。
そのため乾燥してごわついた肌になる特徴があり「夏ぐすみ」などよばれることもあります。

 

紫外線によるくすみは防げる

UV対策を行うことで、防ぐことが可能なくすみです。
日焼け止めや日傘、サングラスなどを使うようにしましょう。

 

 

汚れくすみ

毛穴の汚れによってくすみを感じるタイプです。

毛穴に汚れやメイクが残っていた場合、それらにホコリが混じり酸化することにより黒くなります。
それらが全体に見えるようになれば、顔の色見がワントーン下がったように見えてしまいます。

 

汚れくすみの原因

  • 洗顔やクレンジングが不十分
  • 化粧を落とさないで寝てしまった
  • 日焼け止めを使ったがクレンジングを行わなかった

これらはすべて皮脂や化粧品、日焼け止めなどの汚れが落ちていないことが問題です。

化粧品や日焼け止めは落ちにくいように作られています。
そのためきちんと処理しなければ残ってしまいます。

ひとつひとつは小さな毛穴ですが、たくさん詰まるとくすんで見えてしまいます。
また、毛穴が広がってしまったり。
ちゃんと洗うことで解消できます。

 

糖化によるくすみ

糖化によるくすみは「黄ぐすみ」と呼ばれています。
名前のとおり肌が黄色~褐色にくすんで見えるためです。

これは糖化によってタンパク質が変色してしまったためです。
そして糖化は色が変わっただけではありません。

糖化は肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンなど、タンパク質でできた組織の弾力や柔軟性を失わせます。
そのためハリが失われシワやたるみを生み出します。

糖化の影響は皮膚のさらに深く、新しい皮膚を生み出す部分にも影響を与えターンオーバーの遅れが発生します。
これによりくすんだ皮膚を入れ替えるのがますます遅くなることにもなり、シミができやすく、皮膚表面はかさつきやごわつきが見られるようになります。

 

糖化の原因

糖化は血液中の糖の割合、「血糖値」が高いと起こりやすくなります。
糖化はタンパク質と糖が結合し変化することで起こる現象です。

白い炭水化物が最も糖化の原因となり、また高温による食材の過熱も糖化最終生成物AGEsをつくりだすことになります。

 

まとめ

くすみの原因はこのようにいくつもあり、その原因に対して正しい対策をしなければ効果あらわれません。

多くの場合、生活習慣を正して睡眠時間を増やしたり、食生活を改善するとくすみの原因のほとんどを改善することにつながっていくでしょう。

汚れ以外のくすみはすべて内側から来ているからです。

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