ルイボスティーは、南アフリカ共和国だけに自生する植物、ルイボスの葉を収穫して発酵と天日干しをしたお茶です。
紅茶と同じ完全発酵させたお茶です。
ルイボスという名は現地語で「赤い藪」という意味です。
収穫時、ルイボスの葉は黄褐色ですが発酵の過程で茶葉は赤く変色するからです。
そのためお茶も赤色なので英語では「Red tea」と呼ばれています。
ルイボスとは?
ルイボスティーに使われる植物ルイボスは、南アフリカ共和国のみに自生する植物です。
非常に珍しいマメ科の針葉樹で、学名は「アスパラサス・リネアリス」という名前です。
南アフリカでもセダルバーグ山脈地方の高地にのみ育成しています。
ルイボスティの故郷の気候
夏季 | |
昼 | 夜 |
40℃ | 15℃ |
冬季 | |
昼 | 夜 |
25℃ | 0℃ |
このように夏季も冬季も昼夜の温度変化が非常に激しい、とても厳しい環境に自生しています。
この地域は非常に乾燥していて年間降水量は200mm程度しか降りません。
そのため、高さは30cm程度で大きくなっても1.5m程度しかありませんが、根の深さは7~10mも伸びます。
これは育成地域が乾燥地帯のため、地中の水分を得るために根が深く伸びるようです。
ルイボスは特殊な環境を好むため、世界中のこの地域以外で栽培することができません。
もちろん日本での栽培も不可能です。
ルイボスティーの特徴
ルイボスは古くから先住民が薬効に気付き、「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」などと言われ歯を煎じて飲んできた歴史があります。
その理由はルイボスティーには、強力な抗酸化作用を持つさまざまなフラボノイドが豊富に含まれていること、大地から吸い上げた主要なミネラルが多く含まれていること、またそのバランスが人間にとってちょうど良いことが考えられます。
ミネラル豊富
ルイボスはミネラルを豊富に含んでいます。
これは、水分を得るために地中深く根を張ることで、水分と同時に地中のミネラルもしっかり吸収しているためです。
- カルシウム
- マグネシウム
- 亜鉛
- カリウム
- 鉄分
- マンガン
- リン
これらのミネラルを含んでいます。
現代人に不足がちなミネラルが簡単に摂取することができます。
ミネラルの役割
ミネラルは非常に微量な物質ですが、私たちの身体で大切な役割を担っています。
骨や歯を形成したり、神経の伝達に関わったり、細胞の働きをスムーズにするなど、私たちの身体の臓器や組織を円滑に働かせるために必要です。
人間の身体は酵素が栄養素を分解して、代謝していますが、ミネラルは酵素をサポートする役割があり不足すると結果的に代謝が悪くなることになります。
ルイボスのミネラルの不思議
不思議なことに人間の体液とルイボスのミネラルの比率がとても良く似ています。
- カルシウム
- ナトリウム
- カリウム
- マグネシウム
そのためこれらの必要なミネラルはとても吸収しやすいバランスで含まれています。
ルイボスティーのカルシウムとリンは1:1の割合で含まれていて、人間にとって吸収しやすい状態となっています。
活性酸素を除去できる「SOD」
人間は呼吸すると取り込んだ酸素の2%程度が活性酸素という毒性の強いものになります。
これは侵入してきた細菌などへの武器にも使えますが、私たちの細胞を傷つけたり、脂質を酸化させて有害な物質へと変化させたりします。
人間はこのような活性酸素を体内で処理できる機能が備わっています。
SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という難しい名前の酵素です。
活性酸素の影響
活性酸素は体内で増加することにより、体の細胞を錆びさせて硬くもろくしてしまいます。
イメージとしては日差しを浴びた輪ゴムのようです。
柔らかく伸びるはずだったゴムは、引けばもろくちぎれます。
お肌のコラーゲンでも同じことが起こります。
そのため、影響はシミやたるみ、シワとなって目に見える形で現れます。
年齢と共に低下
SODは活性酸素を無毒化してくれるのですが、残念ながら年齢と共に体内での生成量が低下していきます。
25歳ぐらいから低下が始まり、40歳を過ぎると急速にその生成量は低下します。
SOD様酵素
ルイボスティーにはSODに似た働きをする酵素が含まれています。
そのためお茶を飲むことで、活性酸素に対抗することができてしまうわけです。
活性酸素は老化と密接な関係がある物質です。
可能な限り取り除いて細胞の老化を食い止めたいものです。
アレルギーに効果的
ルイボスティーには抗アレルギー作用があります。
これはフラボノイドなどのポリフェノールが多く含まれているためで、これらは体のアレルギー反応を抑えてくれます。
ルイボスティーの作用は天然のものなので、薬のような副作用を心配する必要もありません。
花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を緩和することが期待できますね。
ストレス
ルイボスティーには様々な種類のフラボノイドが含まれていますが、その中でも
- ビテキシン
- イソビテキシン
この2つはストレスを抑制する効果があるとされ、海外では薬として配合されていたりします。
また、暖かいお茶は高ぶった神経を鎮めてリラックスすることができます。
夜飲めばぐっすりと眠れ、ストレスを大幅に軽減するのに役立ちます。
ノンカフェイン
コーヒーなどでよく知られているカフェインには軽い覚醒作用があるため、妊娠中や授乳中などの人は避けたほうが良いとされています。
また、カフェインは人によって感受性が大きく異なり、少量でも眠れなくなったり、不安やイライラ、頭痛を起こす人もいます。
ルイボスティーならカフェインが含まれていないので心配する必要はありません。
腸の調子が良くなる
ルイボスティーを飲み始めると初めに気が付くのが胃腸の調子の変化でしょう。
便秘気味の人は便が柔らかくなり、下痢気味の人は便が硬くなる効果があります。
この効果についてはどの成分が効果を示しているのか不明ですが、豊富なフラボノイドなどの抗酸化物質の影響と考えられています。
飲みやすい
緑茶などに含まれる苦味は「タンニン」と呼ばれるポリフェノールのひとつです。
強力な抗酸化作用を持ちますが、渋みの成分でもあります。
ルイボスティーはこのタンニンの含有量が少ないお茶なので、苦味が少なくて飲みやすいお茶になっています。
飲みやすさは継続につながるため大切な要素ですね。
体臭や加齢臭にも
加齢臭は早い人では20代後半、40代以降の男性はさらに多くのニオイを発生することが知られています。
加齢臭の原因物質のひとつに「ノネナール」というものがあります。
油臭くて青臭い胡瓜のようなニオイがすると感じ取れます。
ノネナールは男性では40代以降、女性では閉経後に増加する傾向があります。
さらに喫煙者は悪臭が増加傾向にあります。
ノネナールはどこから?
皮脂には脂肪酸が含まれています。
- 脂肪酸を皮膚常在菌が分解する
- 分解したものを過酸化脂質が酸化させる
簡単にいうとこのようにして加齢臭の原因の一つノネナールが生まれます。
加齢やストレスなどで過酸化脂質が増えます。
活性酸素が皮脂を酸化させるので過酸化脂質が増えますが、ルイボスティーを飲みことで含まれているポリフェノールが皮脂の酸化を防いでくれます。
ずいぶんまわりに道のようですが、加齢臭の原因であるノネナールの発生を抑えてくれるというわけです。
お茶なので継続的に飲み続けて、ニオイを元からたちましょう。
アスパラチンが含まれている
聞きなれない名前ですが、ルイボスティーにはポリフェノール(抗酸化物質)の一種で「アスパラチン」という成分が含まれています。
コラーゲンなどのタンパク質は酸化すると、糖化しやすくなります。
顔に深いシワができる原因は糖化によってコラーゲンの弾力がなくなってもろくなってしまうからです。
そんなとき、アスパラチンです。
血糖値の上昇を抑制してくれる
アスパラチンにはさまざな効果がありますが、その中でも血糖値の上昇を抑えてくれる効果はとても重要です。
血糖値の上昇を抑えることは、体内での糖化を防ぐ効果や糖尿病を予防する効果が期待できます。
また、筋肉へのブドウ糖吸収を促進する効果もあるので、血糖値の上昇抑制に更なる効果を重ねることができます。
強力な抗酸化作用
アスパラチンには老化の原因と言われるもののひとつである活性酸素を除去する能力があります。
コラーゲンなどは酸化すると、糖化してしまいやすくなります。
この酸化を防ぐことによって糖化予防との相乗効果が期待できます。
意外と痛風にも
風が吹いても痛いと言われる痛風ですが、尿酸が原因の病気です。
昔は贅沢病などと呼ばれ、うまみの強い食品にはプリン体が含まれているためです。
プリン体原料となっており、体内で変化して最終的に尿酸になってしまいます。
残念ながら人間はこの尿酸を分解する酵素を持っていません。
そのため体内で溜まってしまうと痛風になり苦しむわけです。
アスパラチンにはプリン体が尿酸へと変化する際に必要な酵素の働きを抑えてくれます。
これにより、痛風の原因となる尿酸の生成を抑える働きがあります。
こんな飲み方もおすすめ
ルイボスティーはもちろんストレートティも美味しいのですが、原産国である南アフリカ共和国では、牛やヤギのミルクと砂糖を入れてルイボスティーのミルクティにして飲んでいます。
意外とミルクとの愛称がいいんですね。
そのため、ルイボスをエスプレッソにしてカフェラテやカプチーノにするのも美味しい。
一度試して見てもいいのでは!
価格で選ぶ!お得なおすすめルイボスティ
ルイボスティなどの健康を期待するお茶は、薬のように即効で変化が起こるわけではありません。
継続して飲み続けることが大切です。
それにはやはりコストパフォーマンスは大切です。
高品質でお値段も控えめなものを探してみました。
ティライフ 101個入り
1000円(税込)
送料無料
4つのポイント
- 蒸気殺菌処理ですごく色が出やすい。
- 高品質な茶葉
- 三角形の立体ティーバッグ
- 1ティパック=2g
ティライフのルイボスティは2種類あります。
安くていっぱい入っている。
1パック2gですが、気兼ねなく使えるのが魅力ですね。
30日間の返品、返金ができる。
気に入らなかったら返せばイイ!
お値段張るけど安心できるルイボスティ
ちょっと高いけど、安全性や美味しさを重視するならエルバラシアのルイボスティー。
オーガニックのお茶ですね。
定期購入するとかなりお得になる。
初回購入の値引きもあるので試してみるのもいいかも。
さて、その特徴は?
高品質
お茶には緑茶と同じようにグレードが存在します。
良いものほど少なく、スパーグレードは茶葉全体の1%しかありません。
世の中のモノのほとんどは価格とその価値は比例しています。
安いものは安い理由が、高いものには高い理由があります。
高品質になるとお値段が少しあがってしまうけど、質や安全性は確実に変わってきます。
妊娠中や授乳中、妊活中の人には特に気を使っておきたいところです。
お茶は茶葉から抽出するので、その成分はそのままお茶になるからです。
大容量5g
通常のティパックは1袋2~3gほどですが、エルバラシアは5g入っています。
そのためしっかりと濃いお茶が抽出できちゃいますね、
オーガニックである
オーガニックのお茶とは、化学肥料や農薬を使用しないという有機農法で育っているものです。
ルイボスティはお茶なのでその成分を抽出するため、悪いものが入っていればそのまま出てきてしまいます。
そのため、素材そのものの安全性が重要になってきます。
オーガニックを選ぶことは大切な判断基準になります。
グリーンルイボスティ
紅茶と緑茶は実は同じ植物からできていて、緑茶を完全発酵させたものが紅茶になります。
ルイボスティにも同じことが言えます。
そのためルイボスティには2種類あります。
通常はお茶の色が赤色ですが、発酵させていない緑茶に当たるグリーンルイボスティが存在します。
グリーンルイボスティの違い
グリーンルイボスティは発酵させていないので、成分も大きく異なります。
紅茶と緑茶が違うようにやはり味も違いがあります。
爽やかな味わいで、さっぱりとしていてクセは少なく、香りも控えめです。
そのため食事との相性はいいでしょう。
通常のルイボスティが苦手な人は、グリーンルイボスティをチャレンジしてみるのもいいと思います。
ほとんど別のお茶と感じられます。
フラボノイドが10倍
ポリフェノールの一種であるフラボノイドですが、たくさんの種類がお茶には含まれています。
それらが、ルイボスティの10倍含まれています。
これはとても抗酸化力が強いということになりますね。
アスパラチンは40倍
ルイボス固有のフラボノイドであるアスパラチンは、発酵の過程で減少してしまいますが、グリーンルイボスティならそのまんま残っていて、その量は40倍です。
ルイボスティ40杯分のアスパラチンは、グリーンルイボスティ1杯で摂取できるということになります。
糖化やプリン体が気になる人は断然、グリーンルイボスティの方が魅力的と言えますね。