老化の原因

肌の老化はどうして起こるのだろう?その原因はなんだ

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シミ・シワ・たるみ・くすみなど、これらのお肌の変化は肌の老化が原因です。
では肌を老化させる原因とはなんだろう?

紫外線

肌老化で最も影響力を持つものは紫外線です。
肌老化の65%が紫外線による光老化と呼ばれるものによります。

お肌は日光を浴びると、必ず紫外線が含まれています。
しかし、紫外線は暑さもまぶしさも感じ取ることはできません。
そのため浴びていないようで思ったよりも紫外線をうけています。

 

シミができる

人間には体を守るために肌の色を黒くして、紫外線を肌の奥に届かないようにしています。
紫外線には細胞のDNAを傷つける力があるためです。

紫外線B波はメラニン色素を増やす効果があり、メラニン色素は増えると肌を黒くすることができる機能があります。
メラニン色素は、紫外線を防ぐカーテンの役割をしているため、身体の防御機能として色が黒くなるのです。

しかし、メラニンを造り出すメラノサイトは何度も紫外線を浴びているうちに数が増え、表皮が厚くなるなどの変化が起こりシミができてしまいます。

 

しわやたるみができる

紫外線A波は、肌の奥にまで浸透してきます。
そのため皮膚の真皮にまで到達した紫外線の影響は、肌のハリを保つコラーゲンを変性・劣化などさせるため弾力が失われます。
弾力が失われる結果、たるみやしわが生まれるのです。

 

 

活性酸素

鉄が錆びて茶色くなったり、りんごの切り口が茶色くなるのは酸素によって「酸化」という反応が起こっているからです。
同じように体の細胞にも酸化が起こっています。

さまざまな要因から体内で強力に酸化させる物質「活性酸素」が生まれて、体内で細胞や遺伝子を傷つけています。

活性酸素は強力に体の細胞を錆びつかせる効果のあるものです。
そのため体内で大量に発生した場合、シミやシワなどが生まれるほか、遺伝子にも傷がつき、がん細胞の発生にもつながっています。
活性酸素は人を老化させる原因の一つなのです。

 

どのように活性酸素が生まれるのか?

動物は呼吸をすると酸素を体内に取り入れて、エネルギーを燃やすために使っています。
このとき活性酸素は生まれます。
息をするだけで活性酸素は生まれるので、老化を避けること自体は不可能です。

他にも

  • はげしすぎる運動
  • 紫外線
  • 過労
  • ストレス
  • 喫煙
  • 大気汚染
  • 食品添加物

多くの原因が存在しています。

 

人間には除去機能がついている

動物の体には活性酸素を除去する機能が備わっています。
抗酸化力のある酵素などが体内に存在し、活性酸素を取り除いています。

このように抗酸化力のある酵素を生み出し、対抗しているわけですがこの機能も30代以降どんどん低下していきます。

 

炎症

肌はさまざまな外からの刺激を受けることで炎症が起こります。
これは体を守るための生体反応ですが、これによって活性酸素が生まれて細胞を傷つけ老化させています。

 

日常で見られる外からの刺激

こする
拭き取りタイプのクレンジングを使って、コットンやティッシュで拭き取ればかなりの摩擦力が生まれて肌を刺激してしまいます。
さらに、洗顔の際に肌をこすりすぎたりすれば、モヤモヤしたシミが生まれやすくなります。

 

たたく
コットンなどで化粧水を肌の奥へと染み込ませよう。という思いから肌をパタパタたたくなどする習慣があれば、赤ら顔になりやすく、毛細血管が浮き出てしまったりします。

 

ひっぱる
肌の血行を良くしようと強くマッサージをすればするほど、シミやシワを作る原因となります。
実は良かれと思って行う行為が、炎症を起こす原因になってしまっているのです。

 

あわない化粧品
肌に合わない化粧品も強い刺激となるので、使い続けることでシミを生み出してしまいます。

 

これらはスキンケアの際によく見られる刺激です。
このようなに日常的に間違ったケアを行っている場合、慢性的な炎症が起こり続けています。
これは継続的に活性酸素が発生し続けているので、肌老化を進めてしまう結果になります。
また、肌の乾燥や湿疹の原因となっています。

 

血行不良

美しく健康的な肌を保つには、細胞に栄養や酸素が絶えず届かなければいけません。
これらを血液が肌の細胞の隅々まで配達しています。
そのため血管は網目のように広がっています。

心臓から送り出された血液は末端に行くほど細くなり、最終的には髪の毛の5分の1程度、直径0.01mmにまでなります。
これが毛細血管と呼ばれるものです。

 

毛細血管の役割

  • その1 酸素と栄養を運ぶ
  • その2 二酸化炭素と老廃物の回収

このように栄養と酸素が循環して、不要な老廃物などを回収することで細胞が元気に持たれています。
血液が全身にくまなく循環しているおかげです。

 

血流が悪くなるとどうなる?

血流が悪くなると体の細胞に酸素や栄養が届かなくなり、回収されるはずの老廃物がたまってしまいます。
もちろんその影響は肌にも直接つながっていてその影響が目に見えてわかるようになってきます。

  • 肌のターンオーバーがうまく行えなくなっていく
  • 肌のくすみや乾燥など目に見えて変化が起こります
  • コラーゲンを生み出す原料が来なくなるので肌の弾力は失われる

このように見た目からわかってしまうほど、肌老化が加速してしまいます。

 

血流が悪くなる原因

血行が悪くなるのにはいくつかの原因が考えれらます。

血管の老化

人間の血流は年を重ねるごとに悪くなっていきます。
血管も歳をとるため、血管が弾力を失い、硬くなります。
これは、コラーゲンなどのタンパク質が劣化していることが原因です。

 

筋肉の衰え

筋肉は動く際に収縮して力を発揮します。
その際には伸び縮みすることで血流を生み出していますが、加齢によって筋力が低下することでこの血流は低下してしまいます。
老化だけでなく、運動不足もその原因です。

その他

血行不良の原因としては、加齢以外にも喫煙、不規則な生活、身体を冷やしてしまったり、冷たい飲み物などさまざまな要因が考えられます。

 

 

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